尖石町は本県にある二つの山地町の中の一つで、内湾から上り、旧前哨屯所を通り過ぎて本町に入る。東北に約三百メートル付近に海抜1124メートルの険しく聳える尖石山があって、山麓には那羅と嘉楽の二つの溪流の中に、高さ約100メートルの尖石岩がつっ立って、巨石の上端に樹齢百年の年中緑の松柏が直立し、偉大壮麗な姿で、気迫溢れて、風、霜、激しい日光、暴雨に襲われても、そのまま直立していることが、先住民族の勇敢・忠義・不屈不撓・負ければ負けるほど強くなる精神を象徴しているので、尖石と名付けられた。
その石の長さ35メートル、巾20メートル、本町に高く聳えて、一枚の天然衝立になっている。伝説によれば、この「尖石」は万年にもわたり、岩の下に溪流がさらさらと流れて、大きな石があちこちに散在しているが、この岩だけが直立不動で立っている。タイヤル族は神様の化身であると信じ込んで、岩石の前に小さな廟を建て、祀るために、尖石爺の石碑が建てられた。 |